180.50代女性は食事制限では痩せないといっても過言ではない。ダイエットに必要なのは筋トレ
こんにちは。
月島・佃を中心に活動している50代女性専門パーソナルトレーナーの片山ちひろです。
何をしても痩せなくなる50代女性
さて、45歳を過ぎてくると「何をしても痩せない」と口にされる方が多いです。
あなたも心当たりがあるかと思いますが、食事の量やカロリーを減らして頑張っても
若い頃のように痩せないですよね。
こんにゃくや豆腐や野菜しか口にしていなくても全く体重が減っていなくてショックを受けた、
大きな声で言えませんが私もそんな経験あります。
理由は加齢で筋肉量が減り、基礎代謝が低下しているからです。
基礎代謝が低下するとその分エネルギーや脂肪が燃焼されないので痩せづらく
分かり頃と同じだけ食べると逆にすぐ太ってしまうのです。
あと、カロリーが低すぎても脂肪を燃やす火がない為うまく脂肪を燃焼してくれません。
また50代に入ると閉経を経験しますが
閉経から数年前から徐々に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減ってきます。
これによって様々な更年期障害が引き起こされるのですが
ダイエット面でいうと、脂質代謝異常が大きな問題となります。
脂質代謝異常によって中性脂肪が代謝されず、
ただでさえ筋肉量が減り痩せづらい上に、脂肪を蓄えやすいという
50代で痩せるのは難しい、、という状態なんです。
筋肉量が減っている目安として「何をしても痩せない」というのと、もう一つ
お腹周りが凄いことになってきた ということが上げられます。
典型的な女性の更年期の太り方です。
足は細くてもウエスト周りだけ脂肪がついてきます。
なぜかというと、正しい姿勢を保つ筋肉が低下していることと、内臓脂肪がつきやすくなってきたからです。
そんな50代女性のダイエットに必要なのは筋トレ
そんな50代のダイエットに必要なのはズバリ「筋トレ」です!
有酸素運動と無酸素運動のそれぞれのメリット、デメリットのブログも書きましたが
有酸素運動だけだとただでさえ減少している筋肉までもさらに脂肪と一緒に減っていってしまうので
筋トレをやって太りにくい体、疲れにくい体を作っていくのが
ダイエットの近道かと思います。
有酸素運動が脂肪が減るのは運動をしている時だけ
無酸素運動は筋トレ後も脂肪が減る体を作ることができる
このような違いがあります。
50代女性にお薦めの筋トレをご紹介
お薦めの筋トレをご紹介!
体力的にも無理がきかなくなっているのが更年期。
若い頃から運動をずっとしてきた方は別として
急に今からムキムキ男性トレーナーと一緒に重いおもりを持って
気合と根性で筋トレをするのはハードすぎて難しいかもしれないですね。
まず、ピラティスで体幹やインナーマッスルを鍛えていただきたい。
あなたは今、おへその下に力を入れることが出来ますか?
多分出来ない方が多いかもしれないです。
元々ピラティスは、負傷した兵士向けのリハビリエクササイズだったので
マットに仰向けになって行うエクササイズが基本です。
ただし、慣れないとお腹周り筋肉痛になります。
じわじわと体幹を鍛え、内臓も下へ下がってきているのでそれを元の位置に引き上げ
そして正しい姿勢の位置を再認識してから
軽いウエイトで充分ですので筋トレを行いましょう。
慣れないうちは起動が安定するジムにあるマシンでもOKです。
しっかりと正しいフォームで筋トレを行っていくのがお薦めです。
慣れてきたら体幹も使うフリーウエイトと呼ばれるダンベルやバー、
又ご自分の体重だけの自重を使った筋トレも取り入れていくと
より効果的です。
やる部位としてはお腹ポッコリされている方や猫背の方は
背中の筋肉が低下している方が多いので背中のトレーニング。
そして筋肉の7割を占めると言われている下半身の筋肉がアップすれば
必然的に代謝も上がるので足のトレーニングを中心にまずは行っていきましょう。
そして二の腕のプヨプヨが気になるなど、
細かい部分も何とかしたいというのであれば
二の腕のトレーニングも少しずつ入れていきましょう。
残念ながら筋トレをしても1週間2週間で筋肉はつくものではありませんが
逆に筋トレをしないとどんどん筋肉は失われて行ってしまいます。
食事制限で痩せる!というよりは、又有酸素運動だけで痩せる!というよりは
筋トレで筋肉を増やして、何もしなくても脂肪が燃えてくれるような代謝を上げていく
という発想に変えていくやり方が50代女性には合っています。
また、更年期にありがちな気分の塞ぎこみも
筋トレをすることによって脳内物質が分泌され気力がアップすることも科学的に明らかになっていますので
気分転換にもなりますよ。